音楽とファッションは表裏一体です。
「自分はどういう人間なのか?」という問いが最も強く反映されるのが、音楽とファッションだと思ってます。
今回はファッションを詳しく掘り下げるため、ファッションと関係が深い「音楽」について話します。
長いですが…「ファッションを追求したい!」という気持ちがある方はぜひ読んでみてください。
CONTENTS
音楽がファッションにおいてどう役立つのか?

「音楽」はファッションを追求するにおいてどう役立つのでしょうか?
これを説明するには、まず人間の自己認識について触れる必要があります。
”自分自身に最も遠い存在は、各人それ自身である”

フリードリヒ・ニーチェは「各人にとって己が最も遠い存在である」と言いました。
要するに「人間は自分自身のことが一番良くわからない」ということ。
「あなたはどんな人間ですか?」と質問されて即答できる人はほとんどいないでしょうし、よーく考えても答えはなかなか答えは出ないはず。
自分でも訳が分からず怒ったり悲しくなったり、感情は特に読めない。
録音された自分の声も、なんか思っている自分の声と違くて気持ち悪かったりしますよね。
あと体についても。
自分自身の体、特に顔は鏡なしに確認することはできないし、自分の背中なんかはまともに見る機会は無い。
肉体的にも精神的にも、「自分はどういう人間か」という自己認識は曖昧なはず。
人は鏡を通じて自分のことを知る

人は鏡を通して「自分はどういう人間か」を知ることができます。
鏡というのは、洗面所にあるようなマジの鏡という意味もありますし、もうちょっと抽象的な意味もあります。
例えば他人を鏡とする場合。
自分を知るにはまず他人に聞く…「他己分析」と言いますね。
客観的には自分はどう見えているのか、それを知るには他人を鏡として教えてもらうのが簡単で正確。
もしくは…音楽を鏡とする場合。
音楽は「自分はどういう人間か」が強く反映されます。
そしてファッションを鏡とする場合。
ファッションも音楽同様に、「自分はどういう人間か」が強く現れます。
音楽とファッション : ”自分がどういう人間か”を反映する鏡になる

さて音楽とファッションの共通点が見えてきました。
「いずれも”自分がどういう人間か”を強く反映する鏡である」というのが音楽とファッションの共通点です。
音楽などで”自分のルーツ”を知ってみよう

音楽などで自分の”ルーツ”を知ると、色々自分の好きなものが分かるようになると思います。
ここでいうルーツというのは「ファッションが始まるところ」だと考えてみてください。
例えばぼくはグランジです。グランジを簡潔に表すと「カッコつけない、薄汚い」です。
ぼくの好きな音楽やファッションの共通点はそこでした。つまりルーツはグランジだった。
ルーツを探るにあたっては好きな音楽もそうですし、スポーツや映画なんかも手がかりになると思います。
ルーツが何となく分かるようになると、ファッションの”好き”が明確に出てきますし、それだけ楽しくなるはず。
ぼくの周りにいる「あ~この人カッコいい!!!」という方は大抵何かしらのルーツがあって、自身のルーツが何かを把握されていることが圧倒的に多いです。
固執する必要はない

ここで注意点。
たまーに「ファッションは音楽とかのカルチャーを踏まえてこそだ!気にしないやつはミーハー。」とか言ってる人をネット上で見かけますが…それは言いすぎだなあと。
音楽やスポーツなどにルーツがあると着こなしに説得力が出やすいというのは同意しますが…
別に気にしないなら気にしないでもよくない?とも思ってます。
あと「ブランドのバックボーンを踏まえた着こなしをしろ」とかも半分賛成半分反対。(分からなくもないし、ぼくもどちらかというとそっち派ですけどね)
みんながみんなブランドの思想にあやかった着こなしをしていたら新しいものは生まれませんし、ファッションの本来の楽しさである(とぼくが勝手に思っている)「世界観のミックス」も出来なくなりますし。
要するにルーツに固執する必要は無いということです。
「ルーツを押さえているかいないか」でマウントを取る必要はもっと無い。
あなたの好きな音楽は、本当にあなたの好きなものですか?

あなたの好きな音楽は、本当にあなたが好きなものですか?
ルーツについて考えるに当たり、この自問自答をしてみてください。
「ただ流行っているから好き」だと(それが悪いわけでは決して無いですが)、自分の本来の好きなものが覆い隠されて分からなくなると思います。
「どういう思想をしているのか?」「どういう経験をして来たのか?」などが強く反映されるのが音楽なので、そのあたりも考えてみてください。
…みんなそれぞれ違う経験をしているはずなので、本当に好きな音楽が「流行りのもの」になるのはもっと稀なはず。
まあそもそも音楽をほとんど聴かない方も多いですけどね。
色々聴き漁ってみよう

好きなものを知るために、まずは色々聴き漁ってみましょう。
服と同じで、見まくって試着しまくんないとわかんないですから。
オススメはApple MusicかSpotify。
「この曲が好きならコレも好きかもよ?」というオススメの精度が高い。ぼくはApple Musicです。
おまけ : ぼくの好きな音楽について
最後におまけ、ぼくの好きな音楽について。需要があるとは思えないけど。
- 流行りすぎているものは好きじゃないけど若干ミーハー
- 「希望を持って前向きに生きよう!」という曲より、「人間はアホ」って人類をバカにしている感じが好き
- 非合理的な伝統(料理は女がするもの、男は強くないといけない等)が嫌い。
こういう人が好きになる音楽だと思ってください。ここに共感できる人は割と好みが似るかも?
おおよそ好きになった時系列順です。
- Red Hot Chili Peppers : カリフォルニアのファンク/オルタナティブ・ロックバンド。聴きやすく奥が深い。
- 有名な曲 : "Can't Stop"
- Led Zeppelin : ハードロックで超超一流のレジェンド。ドラマーのJohn Bonhamはあらゆる音楽誌が選ぶ『世界一のドラマー』
- 有名な曲 : "Immigrant Song" (イントロの叫びはどこかで聴いたことがあるはず)
- Black Sabbath : とにかく重い。日本のヘヴィ・メタルとかみんな元を辿ればここに来るんじゃない?しらんけど。
- 有名な曲 : "Paranoid"
- Nirvana : グランジ(を大成させた)。圧倒的レジェンド。
- 有名な曲 : "Smells like teen spirit"
- Megadeth : 王道スラッシュ・メタル。聴きやすい。
- Slayer : スラッシュ・メタル。暴力的で非道徳的。マジで”最狂”のバンド。一番好き。
- 有名な曲 : "Angel of Death"
- Pantera : ニュー・メタル。攻撃的で暴力的。
- 有名な曲 : "Walk"
- Korn : ニュー・メタル、ポスト・グランジ。一言で表すと”鬱”。「カートが自殺しなかったNirvana」て誰か言ってたな
- 有名な曲 : "Blind"
- Melvins : グランジの原点と言われる。Nirvanaに強く影響を与えた。
- (比較的)有名な曲 : "Honey Bucket"
他にもありますが…大体こんな感じです。
この中から「聴きやすくて入門にオススメ!」というのをいくつか上げるとすれば…
あたり。
音楽は楽しいですよ!
色々探してみてください。
最近YouTube始めたよ
中の人のゆうりです。最近YouTube始めました。テキトーにやってます^^
ブログの更新情報をいち早くチェックするならTwitterをフォロー!