前回の記事では、ファッションにおいての色使いの基本知識、「彩度」と「明度」についてお話しました。
さて今回の記事では、前回の記事を踏まえて
「実際にコーディネートに色を取り入れてみる」
ということについてお話します。
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CONTENTS
色使い入門は彩度が低い「くすみカラー」から始めてみる
彩度が低い落ち着いた色からが初めはやりやすいかも
これまでモノトーンばかりで、色をとりあえず取り入れてみたい…という方は
ひとまず落ち着いた色のトップスで取り入れるのがやりやすいと思います。
落ち着いた色って一体なんだろうかというと…
前回の記事でお話しました、彩度が低い色です。
ペールトーンだとかくすみカラーと呼ばれることが多いですね。
なんで彩度が低い落ち着いた色をまず取り入れてほしいのか?というと主に3つの理由があります。
あ、画像はペールトーン(あるいはくすみカラー)ってこんな感じだよ、という例です。
その1. モノトーンに近いため他の色と合いやすい
前回の記事でも述べましたが、彩度が低い色というのは高く派手な色よりも印象的にはモノトーンに近いです。
モノトーン、つまり白黒グレーなどの無彩色であれば色の組み合わせについて(あんまり)考えなくてもある程度のレベルまではカッコよく見えます。
落ち着いた色も、派手な色よりはその傾向が強いです。
イメージ的に相性が良い色というのは実際存在するとぼくは考えているのですが…
なかなかその感覚がないうちは「どの色とどの色を組み合わせれば良いんだろう?」となってしまう方もいらっしゃるでしょう。
そういう方には、他の色(つまり赤とか緑とか他の色相の色)とも比較的合いやすい
彩度が低い色をまず意識して使ってみることをおすすめします。
色を取り入れる時の考え方として「モノトーン+一色」というものがあります。(聞いたことがある方も多いはず)
白黒グレーのように無彩色(モノトーン)には、そもそもあらゆる色が合いやすいので…
モノトーンを土台にコーディネートを組んでそこに好きな色を足してみよう!みたいな考え方です。
色を取り入れてみる入門としては非常に便利で応用の効く考え方ではありますので、「モノトーン+一色」という考え方を活用してみるのもいいかも。
その2. バランスが取りやすい
まずは彩度が低い色を取り入れるのがオススメな理由その2。
バランスが取りやすいです。
前回の記事で、「派手な色はカジュアル、落ち着いた色は比較的キレイめ」ということをちらっとお伝えしました。
で、もし派手な色を取り入れるとなると…
その派手な色でカジュアルになった分を他のどこかでバランスを取ったりする必要があるのですが
彩度が低い落ち着いた色であればあんまりそういうことを考えなくても成立しやすいです。
要するに、(同じアイテムで色だけが違う場合)モノトーンの時と同じようなアイテムの組み合わせや着こなしでも成立しやすいです。
ここでいう「成立する」というのは「他の人にオシャレに見られる」という意味です。
もちろん自分の好きなアイテム、好きな着方をしてもらっても当然自由なんですが、
あくまで「客観的にオシャレに見られる」という意味ではある程度バランスを取る必要があります。
別に他の人からオシャレに見られなくてもいいし、自分の好きな服があってそれを自分の好きなやり方で着たいという方はぼくのいうことは無視してください。ファッションは自由!
例えばTシャツで色が真っ赤なモノだと、色が派手な分カジュアルになって白Tシャツと同じような着こなしは難しくなります。
しかしもしその色が同じ赤でも、彩度が低い赤(つまり薄ピンク)だとある程度白Tシャツと似た着こなしが通用します。
もちろん色が入っている分、白Tシャツよりはカジュアルなわけですが…
一般的な大学生が着るのであれば、誤差の範囲だと捉えてもいいとぼくは思います。
その3. 派手な色よりは抵抗が少ない(はず)
で、ここはかなり人によりけりですし蛇足気味ではありますが…
これまでモノトーンの格好を良くしていた方の中には、いきなり派手な色を使うのに抵抗がある方がいらっしゃると思います。
着方がわかっても、なんとなくそわそわしちゃう…という気持ちの方の抵抗です。
いきなり「真っ赤なシャツを着ろ!」と言われて抵抗なく着れますか?という話です。
そのソワソワを経験することでだんだんいろんな格好をすることに抵抗がなくなっていって引き出しが増えていくという側面もありますし、それも大切なのですが…
どうしても派手な色を使うことに抵抗がある方もいらっしゃるはずです。(成立させるのちょっとだけ難しいし)
そういう方は、まずはじめは落ち着いた彩度が低い色から始めてみて
物足りなくなったらちょっと派手な色を使ってみるのがいいんじゃないかな?
とごく個人的にですが思います。
なにもいきなり超ステップアップする必要はなくて、ちょっとずつ挑戦していけば良いかな、と。
最終的にはあらゆるものを試して自分の好きができていったら最高ですが、ゆっくりやりやすいものから始めてみるのが良いと思います。
くすみカラーをどこで取り入れる?
で、どこでどうやって色を取り入れればいいの?という話ですよ。
まず簡単なのは、トップスからでしょう。Tシャツとか。
というのも、メンズのアパレルというのは黒のアイテムの割合がかなり多くそもそも色が入っているアイテムを探すのが困難なのですが…
TシャツなどであればGUやH&Mなどファストファッションブランドでも色の展開が豊富であることが多く比較的色物が見つけやすいです。
また、Tシャツだとお値段もそんなに張りませんし、とりあえず試してみるのには手頃かと思います。
派手な色であればTシャツほど広い面積で取り入れるのはちょっと工夫がいりますが、彩度が低いくすみカラーであれば難しくはありません。
色物を選ぶ時の注意点
色が入っているアイテムを探す時、特に注意してほしい点があります。
それは「素材感」です。
彩度が低い落ち着いた色であればそこまで気にしすぎる必要はありませんが、
色が入っているものは白や黒などもアイテムよりも素材感の安っぽさがわかりやすいです。
なので、特にGUやH&Mなどファストファッションブランドで探すときは
「素材に艶があるなど高級感があるか」ということに注意して見ましょう。
終わり
以上、「色をまず取り入れるには?」ということについてのお話でした。
次回の色についての記事では、「派手な色を取り入れる場合」に注目してお話します。
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