前回のコラム、「ダサい」という言葉に関連して…
ファッションの魅力と恐ろしさについて。
完全に主観です。
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他人を「ダサい」ってバカにするのが本当に嫌い
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”万人受け”はなぜ不可能なのか。全ての人に好かれることの難しさ
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CONTENTS
ファッションの魅力と恐ろしさ
完璧な人とちょっとだらしない人 / おっさんぽい女子

完璧超人で非の打ちどころがない人よりも、ちょっと抜けててだらしない人の方が好かれる事が多い気がします。
完璧なのもそれはそれでいいけど、抜けているところがある方が嘘っぽくなくて親しみやすいんでしょうか。
ファッションでも同じですね。
バチバチにキメたスーツもカッコいいけど、そこからちょっと着崩すとそれもカッコいい。
あと、おっさんぽい女の子が好かれるのとか…ちょっと雑で親しみやすいYouTuberが好かれるのとか。
例を上げたらキリがない。
欠点=可愛い
ちょっと考えてみて下さい。
今、日本で好かれている人の中でただ完璧な人ってどれくらいいるでしょうか。
ほとんどの場合、普通だったら欠点になるはずのものがあっても…かえってそれが「可愛い」とかの魅力として捉えられているはずです。
何か欠点(であるはずのもの)があっても、それを超える魅力さえあればほとんど肯定されているはず。
「だらしない」が「カッコいい」になるのも似たような話です。
「この人だからOK!」みたいな。
カッコよければなんでもOK
ぼくはカートコバーンが好きです。
彼はあまり服に頓着するタイプではなく、リサイクル系の古着屋で買ったような服を着ていました。
(時代的にビンテージがあまり注目されておらず良品が多かったという話も聞きますが…決して”高級で上質な服”ではなかった。)
https://www.popsugar.com/celebrity/photo-gallery/45172023/image/45175562/Courtney-Love-Kurt-Cobain
服それぞれはダサいんですが…彼が着るとカッコいい。(そう感じる人は少数派だけど)
カッコよければ、”ダサい”も肯定されます。そのスタイルに至るまでの全ての文脈がカッコよくなる。
つぎあてがされているデニムも汚いスニーカーも、変なポーズも哺乳瓶も開いた社会の窓もみんなカッコいい。
ただ、カッコよく見せるためにはスタイル(体型)と顔の雰囲気が大切で…顔の雰囲気があれば強引にカッコよく見せられます。
↑の写真も、顔は死ぬほど雰囲気がある。
「この人なら全部カッコいい」の域まで行ったらもうスターですね。
綺麗な服とボロボロの服
https://www.dazeddigital.com/music/article/36571/1/never-before-seen-kurt-cobain-paintings-to-debut-in-seattle
ぼくは汚い服が好きです。
まっさらな生地、綺麗な縫製で整った形の服よりも、ボロく褪せた生地で糸がほつれていている服の方が好きです。
生地がスレて毛羽だったり色落ちしていたらちょっと嬉しいですし、新品のスニーカーは雨の日に水たまりに突っ込んで汚します。
スニーカーのソールも日焼けして黄ばんでいる方が好きです。(これを知り合いに話したら「気持ち悪!」と言われました)
https://www.grailed.com/designers/rick-owens
Rick Owens × Chrome Hearts『Dunks』
https://www.thejakartapost.com/life/2019/02/17/gucci-launches-distressed-dirty-sneakers-for-us870.html
全ての人に理解されるとは思っていませんが…
ぼくにとってはほぼ"汚いはカッコいい"です。
醜いものが美しいものに下剋上する
数年前は「カッコいい」ともてはやされていた服が「ダサい」とバカにされたり。
逆も同じ、数年前は「ダサい」と言われていたものが「カッコいい」と平気で言われる。
醜いものが美しいものに下剋上できるのがファッションです。
個人的には、こういうところがファッションの魅力です。
自分が正統派にカッコいいタイプではないと思っている方は理解できるんじゃないんでしょうか。
ぼくは身長が低いしイケメンでもないし肩幅も狭いですが、ファッションを人一倍楽しんでいます。
最近YouTube始めたよ
中の人のゆうりです。最近YouTube始めました。テキトーにやってます^^
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