『マキシ丈コート』とは、膝よりも丈が長いコートの事。
「クラシック」「リラックス」が強い今のトレンドにぴったりなのがマキシ丈コートです。
今回は『今から買うなら『マキシ丈コート』最高の着こなしスナップ集【2021 秋冬メンズ】』。
CONTENTS
『マキシ丈』とは?
https://www.teampeterstigter.com/streetwear/page/13/
『マキシ丈』とは、とても長いコートの丈の事。
およそ膝よりも長く、ほとんど足首位の長さの丈がマキシ丈。
「ショート丈」⇒「ミドル丈」⇒「ロング丈」⇒「マキシ丈」と長くなっていく。
ロング丈が大体膝位だとすると、マキシ丈はそれよりも長い。
『コートの丈』は長い方がキレイめ
コートの丈は、長い方がキレイめな印象が強くなります。
例えば、同じトレンチコートでも「ショート丈(腰)」⇒「ロング丈(膝くらい)」⇒「マキシ丈(膝下)」と丈が長くなるにつれキレイめな印象が強くなる。
MA-1はショート丈じゃなくてロング丈のものもありますが、単純に丈だけに注目するとロング丈の方がキレイめな印象です。
これはあくまで「全く同じデザイン・色・素材で”丈だけ”が違う」なら丈が長い方がキレイめだということ。
単純に丈だけ比べると、長い方がキレイめということです。ややこしいですが、大事なので誤解なきよう!
『マキシ丈』はクラシックな印象がある
https://www.fashion-press.net/collections/gallery/69078/1195065
『クラシック』がトレンドの流れですが、マキシ丈はその流れにぴったり。
『リラックス』もトレンドの重要用語としてあります。
それも汲むのであれば『身幅が広く丈が長い』というコートが今年~来年にはちょうどいいでしょう。
では「マキシ丈コートの魅力と着こなし」を、ファッションスナップを参考に解説していきます。
『マキシ丈コート』
1.これこそが『マキシ丈』
https://www.gq.com/gallery/street-style-paris-fashion-week-fall-winter-2016?mbid=social_facebook#5
コーデ分析
- キレイめ:カジュアル・・・7:3(程よくキレイめ:大人に理想的)
- キレイめ・・・マキシ丈コート、革靴、白と黒
- カジュアル・・・カットソー、有彩色
- シルエット・・・Yラインシルエット
- ロングコート
- 細身のパンツ、細身の靴
今着るなら、これくらいのロング丈で身幅が広い、つまりボリューム感があるコートがオシャレに見えやすい。
冒頭で述べた通り、コートは丈が長い方がキレイめ。
マキシ丈のコートは、もう少し丈が短いロング丈よりもキレイめな印象が強い。
丈の長さでキレイめな印象が強い。なので色は有彩色で程よくカジュアル要素がある方が使いやすいかな。
丈も長くて色も黒(無彩色)だとコートのキレイめな印象が相当強くなりますからね。
マキシ丈のコートはシルエットの作りやすさも魅力。
コートのボリュームがしっかりあるので、大抵のパンツでYラインシルエットが出来る。(この方は細身のパンツですが)
首元のTシャツの色にも注目。こういう薄ベージュのような肌に近い色は『ヌードカラー』と呼ばれます。
ヌードカラーのトップスだと、印象的には肌を出しているのに近い。
冬は寒くどうしても肌が隠れる。ヌードカラーで(疑似的に)肌を出すことで、重さを軽減しつつ色気も出せますね。
2.重厚なマキシ丈コートをストリートに崩す
https://www.cutypaste.com/moda/outfit/15-looks-que-te-convenceran-de-tener-un-abrigo-oversized-este-invierno/
コーデ分析
- キレイめ:カジュアル・・・7:3(程よくキレイめ:大人に理想的)
- キレイめ・・・マキシ丈コート、ダブルブレスト、白と黒、細身のパンツ
- カジュアル・・・キャップ、スニーカー、有彩色
- シルエット・・・Yラインシルエット
- ロングコート
- 細身のパンツ(クッション溜め)、ボリューム感のある靴
マキシ丈でダブルブレストの重厚なロングコート。(ダブルブレスト:正面のボタンが二列)
オーバーサイズできると丈が長くなりますが、同時に肩が落ちてリラックス感が出るのでややカジュアル寄りになる。
黒のマキシ丈コートはかなりキレイめな印象が強い。そして他もほとんど黒。
キメすぎにならないように、主に『キャップ』と『スニーカー』(AJ1)でカジュアルダウンしてます。
パンツはキレイめな細身ですが、こんな感じにクッションを溜めればカジュアルな印象に少し寄せられる。
コートのラペル(襟)は太いピークドラペル。
ラペルは太いほどキレイめでクラシックな印象が強い。
https://www.ordersuit.info/special/contents/20.html
『ピークドラペル』というのは、剣先のように先が尖った襟の形の事。キレイめな印象が強いです。
https://www.tailor-fukuoka.com/blog/columns/2016/
もう1つよくあるのが『ノッチドラペル』。垂れ下がったような形で、キレイめな印象はピークドラペルほど強くない。
このコーデは「太いピークドラペル」×「肩パッド」でクラシックな印象が強い。まさに”今欲しい”コートです。
3.『素材感』の違いに注目
https://www.gq.com/gallery/paris-fashion-week-street-style-fall-2020
コーデ分析
- キレイめ:カジュアル・・・7:3(程よくキレイめ:大人に理想的)
- キレイめ・・・ロングコート、ニット素材、タートルネック、革靴
- カジュアル・・・靴紐、有彩色
- シルエット・・・Yラインシルエット
- ロングコート
- 細身のパンツ、細身の靴
少しテロっとした(多分)ニット地のロングコート。
テロっとしたニット地は、一般的なコートのウール生地よりもややキレイめな印象が弱い。
コートはコートでも、素材がガッシリ重厚感のあるものじゃなければ印象は変わります。
例えばシャカシャカしたナイロンのものであれば、キレイめな印象はもっと弱くなる。
少しキレイめな印象が弱いロングコートなので、他の部分のカジュアル要素が少なくてもキメすぎになりませんね。
靴紐にも注目。
革靴は通常、靴紐と革の色を合わせる。だけどこれは黒の革に白の靴紐。少しスニーカーっぽい印象になって革靴のキレイめ感が薄れてます。
「アイテムのジャンルだけ見たらキレイめなんだけど、どこかキメすぎてない」という上級者のコーデです。
4.「キャップ×パーカー」でゆったりラフに
https://en.adererror.com/product/unisex-Over-size-drop-coatcamel/713/?cate_no=66&display_group=1
コーデ分析
- キレイめ:カジュアル・・・5:5(ラフ:若者の普段着にちょうど良い)
- キレイめ・・・ロングコート、ワントーン
- カジュアル・・・キャップ、パーカー、スニーカー、太いパンツ、有彩色
- シルエット・・ゆるいOラインシルエット
- ロングコート
- 太いパンツ、ややボリューム感のある靴
ロングコートをしっかりラフに着こなすならこんな感じで。
ロングコートのキレイめな印象が強い分、キャップにパーカー、スニーカーとカジュアルなアイテムが多め。
このままでも『若者のラフな普段着』で良いですし、これを全部黒にすれば『程よくキレイめ』に出来る。
全体的にカジュアルな有彩色ですが、『ワントーン』で色数は多くない。
ワントーンコーデは上級者ぽく見えますし、有彩色を広い面積で使ってもカジュアルになりすぎませんね。
こういうボリューム感のあるスニーカー、シルエットが崩れがちで意外と着こなしが難しい。
とりあえずロングコートを着ておけば、大体OラインかYラインぽく見せられますね。
5.「マキシ丈×ヒールブーツ」で美しいYラインコーデ
https://www.teampeterstigter.com/streetwear/page/13/
コーデ分析
- キレイめ:カジュアル・・・8:2(かなりキレイめ:フォーマルな印象)
- キレイめ・・・マキシ丈コート、タートルネック、細身のパンツ、レザーブーツ
- カジュアル・・・サングラス、ZIP(ネック)、有彩色
- シルエット・・Yラインシルエット
- ロングコート
- 細身のパンツ、細身の靴
ほとんど足首まであるマキシ丈コートに、ヒールブーツ。
『ヒール』はイメージ的に女性的な印象がありますが、こんな感じで太いヒールならばメンズでも難なく取り入れられる。
また、形も丸じゃなくて四角。直線には男性的な印象、曲線には女性的な印象が何となくあるので、「直線的で太いヒール」ならもっと取り入れやすい。
あと高さも重要ですね。8cm以上ある高いヒールだと女性的な印象が強い。これは多分6cmくらい。決して低くはないけど。
細い「ピンヒール」だと思い切りフェミニンな印象がある。それが好きなら取り入れてもいいんだけど、周りから『似合ってるね』という評価を貰うのは相当難しいでしょう。
色が緑な以外、何か特別な装飾があるわけではないコート。でも、丈がすごく長いだけで十分差別化になりますね。
普段着としては、これくらいの差別化がちょうど良かったり。
タートルネックにロングコート、レザーブーツとキレイめな要素が多いフォーマルなコーデ。
ラフな普段着らしくするなら、パンツを細身のデニムにしても良いですね。
今年の冬は『マキシ丈コート』で決まり
- マキシ丈:膝より長く、キレイめな印象が強い
- ショート丈(腰)⇒ミドル丈(太もも)⇒ロング丈(膝くらい)⇒マキシ丈(膝下)とキレイめが強くなる
- フォーマル感が強いからこそ、しっかり崩そう
- スニーカーやキャップが大活躍
クラシックやリラックスが強い今のトレンドにぴったりなのが、バサッと生地量の多いマキシ丈コート。
来年になってもこのトレンドが完全に廃れるということはまずないでしょう。まだまだオシャレに見えるはずです。
まだコートを手に入れてない方は、ぜひ探してみて下さい。
最近YouTube始めたよ
中の人のゆうりです。最近YouTube始めました。テキトーにやってます^^
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