メンズファッションでは「まずここだよね」という『モノトーン』。
基本ながらも、やっぱりカッコよく見えちゃうのがモノトーンです。
でも、何となくで着ていませんか?
基本が大切なのは何でも一緒。もう一度モノトーンの使い方をおさらいして、ファッションを楽しむ土台を作っていきましょう。
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モノトーンの特徴・使い方
https://fuckingyoung.es/streetstyle-london-fashion-week-mens-fw20/
モノトーンというと、白や黒、グレーなどの『無彩色』を差します。
色は彩度が高くなるほど、カジュアル感が強くなります。
「ピンク」は白よりもカジュアルですし、「真っ赤」はピンクよりもカジュアル。
逆に言うと、彩度が低い色はキレイめな印象に近づきます。
最も彩度が低い白・黒・グレーは、色の中でも最もキレイめな印象を持つ色です。
当たり前ですが、どんな服でも何らかの色を持ちます。その色の違いによって同じデザインの服でも印象が変わります。
例えば、青ジーンズ(有彩色)よりも黒ジーンズ(無彩色)の方がキレイめな印象。その2つが全く同じデザイン・シルエットだとしても色によって印象が異なりますね。
『モノトーン』最高の着こなしスナップ集【2021秋メンズ】
1.白パンを使った理想的なOラインシルエット
https://www.studionicholson.com/products/snjp-unchiko-long-sleeve-jersey-top-in-dark-navy
コーデ分析
- キレイめ:カジュアル・・・7:3(程よくキレイめ:大人に理想的)
- キレイめ・・・白と黒、スラックス、ツヤのある素材
- カジュアル・・・ニット帽、Tシャツ、スニーカー、太いシルエット
- シルエット・・・Oラインシルエット
- オーバーサイズのトップス
- 太いアンクル丈のパンツ、細身の靴
地味にならずモノトーンを着こなすお手本のコーデ。
モノトーンはキレイめな色。つまり服のデザイン自体は「ニット帽」「Tシャツ」「スニーカー」などカジュアルなものが多くても、モノトーンでまとめればキレイめな印象に寄ります。
ただ、モノトーンはどうしても「地味」になりやすい。
そこで「上が黒・下が白」という”見慣れない”配色をして、差別化をしていますね。(メンズは「上が白・下が黒」が圧倒的に多い)
トップスは肩が落ちるほどのサイズ感で身幅は広く、パンツは太めで足首くらいの丈。
そこに細身の靴を合わせれば、先端がキュッと絞られてOラインシルエットになります。
Tシャツ、スニーカー、ニット帽とアイテムのデザイン的にはキレイめ:カジュアルが3:7くらい。
だけど全体がキレイめな色であるモノトーンにすれば7:3と大人に理想的なバランスになりますね。トップスもツヤのある素材感でキレイめな印象を加速させます。
ニット帽を被るなら、こうやって髪を耳に掛けるといいですね。
2.デザインフルを落ち着いた色でまとめる
https://www.vogue.com/vogueworld/slideshow/tokyo-fashion-week-fall-2019-street-style
コーデ分析
- キレイめ:カジュアル・・・7:3(程よくキレイめ:大人に理想的)
- キレイめ・・・黒、ハット、ロングコート、レザー素材(靴)
- カジュアル・・・プリント、個性的なデザイン
- シルエット・・・Yラインシルエット
- ロングコート
- 細身のパンツ、細身の靴
モノトーンでまとめれば、ちょっとデザインフルなアイテムが多くてもまとまる。
黒の地味さをデザインと表情のある素材感で払拭してますね。むしろまったく地味じゃない。
全てがそうなわけではありませんが、個性的なデザインはカジュアルな印象があることが多い。
なので個性的な服は黒(キレイめな色)を多用しても、自然とカジュアル要素が入ってくる。キメすぎにはなりにくい。
地味になりがちなら黒は『デザイン』や『素材感』で遊ぶくらいが差別化出来ていいですね。
このコーデはかなりモード感が強い。普段着の範疇で真似するなら、もう1,2アイテムは普通の服にするとちょうどいいはず。
コートを黒のウールのコートにして、トップスは無地とか。
個人的には、そういったアイテムはキレイめ:カジュアルのバランスを取れるかよりも『服に着られないか?』が重要です。
服だけが強くて、顔は普通だとどうしても”服に着られて”しまう。
ファッションにハマるとどうしてもデザインや着こなしがインフレしがち。人からオシャレに見られるには、顔の雰囲気作りは必ず必要だと思います。
3.どうせ白を使うなら『下半身』で
https://fuckingyoung.es/streetstyle-london-fashion-week-mens-fw20/
コーデ分析
- キレイめ:カジュアル・・・7:3(程よくキレイめ:大人に理想的)
- キレイめ・・・黒、ハット、ロングコート、レザー素材(靴)
- カジュアル・・・プリント、個性的なデザイン
- シルエット・・・Yラインシルエット
- ロングコート
- 細身のパンツ、細身の靴
やっぱり、白と黒のみで構成するなら下に白を持ってくると一気に差別化できますね。
メンズだと「上が白で下が黒」が多く、みんなそれに見慣れてる。
他に装飾があるなら別ですが、ミニマルなコーデなら下に白を持ってくるとその若干の”見慣れなさ”が装飾になって良いですね。
白パンツはシルエット作りがとにかく大切。しっかり足首部分を出して細身のブーツを履いて先端を絞っています。
この上から黒のロングコートを着れば十分イケてるコーデになりますし、基本形としてこれは便利そう。
4.『グレー』の使い方
https://echeveau.net/2018/12/26/2nd-winter-of-december-2018-seoul-womens-street-style/
コーデ分析
- キレイめ:カジュアル・・・8:2(かなりキレイめ)
- キレイめ・・・黒、白、グレー、ブレザー、スラックス、革靴、タートルネック
- カジュアル・・・オーバーサイズ、ベレー帽
- シルエット・・・ゆるいIラインシルエット
- やや大きいブレザー
- ゆるいパンツ、ややボリューム感のある靴
モノトーンと言っても白と黒だけじゃない。グレーも無彩色、モノトーンですね。
グレーもキレイめな色であることに変わりはありません。が、白と黒よりもキレイめ度がほんの少しだけ低い。
また、グレーは白よりも暗い落ち着いた色なので取り入れやすいはず。
このコーデでも、パンツがグレー。白パンツにちょっと抵抗がある方でも、グレーなら気軽に入れられるでしょう。
黒ほど重くも見えず、かなり使いやすい色だと思います。
最近だと白パンツを履いている人が割と多い。そこに対して逆張りをするならグレーパンツも良いですね。個人的にはグレーパンツの方が推し。
キレイめな印象が強いので、メンズが真似するなら靴をスニーカーにしてキャップを被るくらいでちょうどいいかも?
5.少しずつ色を変えて、装飾をプラス
https://www.vogue.com/slideshow/best-street-style-paris-fashion-week-spring-2021-ready-to-wear/
コーデ分析
- キレイめ:カジュアル・・・8:2(かなりキレイめ)
- キレイめ・・・白と黒、ロングコート、タートルネック、スラックス(?)
- カジュアル・・・スニーカー
- シルエット・・・Yラインシルエット
- ロングコート
- やや太いパンツ、スニーカー
人によってはこれはモノトーンコーデだし、人によっては全然モノトーンじゃないはずです。(ブルゾンは全然白じゃないですけどね)
単純に『白』と言っても色々ある。
ホワイト、オフホワイト、エクリュなど挙げだしたらキリがありませんが、その辺りの小さな違いを取るに足らないものと捉えるか重要な差と捉えるか。
こんな感じで少しずつ色を変えると、ミニマルな色使いでも装飾的になります。
このテクニックはむしろ地味になりがちな黒スタイルで使ってほしいかも?
タートルネック、ロングコートで全体の色使いは彩度が低い(彩度が低い色はキレイめ)。
キレイめで着飾った印象が強いので、単なる普段着としてはもう少しラフに行くとちょうどいいかも。パンツをデニムにするとか、サイズ感をもっとゆるゆるにするとか。
基本かつ最高の色『モノトーン』を攻略
- モノトーン(無彩色)は『キレイめな色』
- 地味になりやすい黒スタイルは「シルエット」「素材感」「デザイン」などで差別化を
- どうせ白を使うなら『下半身で』
使いやすい入門の色でありながら、「結局ここに落ち着くよね」というモノトーン。
基本かつ最高の色であるモノトーンを攻略して、秋のファッションを最高に楽しんでいきましょう。
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最近YouTube始めたよ
中の人のゆうりです。最近YouTube始めました。テキトーにやってます^^
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