細かい着こなしについて話すコーナー、日々のコーデです。
今回はVol.11です。

キャップ
◆MAISON SPECIAL
コート
◆古着
カットソー
◆CDM by CARPE DIEM
パンツ
◆Rick Owens
靴
◆Maison Margiela
CONTENTS
かかとを潰せるマルジェラのタビバブーシュ
今回履いているのは、Maison Margiela(メゾンマルジェラ)のタビバブーシュ。
バブーシュというのはモロッコのサンダルの事で、普通はかかとをつぶして履きます。
出典 : https://nichiyo-bi.com/?pid=61681487
つま先が隠れているのでサンダルほど肌は出ませんが、それでもかかとの部分は見えますし甲が低いので足首がしっかり出ます。
出典 : https://www.buyma.com/item/62239963/
このマルジェラの靴は、革のバブーシュに日本の伝統的な履物である足袋の要素を加えた靴です。
出典 : https://www.maisonmargiela.com/jp/maison-margiela/Tabi-%E3%83%96%E3%83%BC%E3%83%84%EF%BC%86%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%83%AB%E3%83%96%E3%83%BC%E3%83%84_cod11454063cg.html
マルジェラのタビというとヒールがあるタイプが有名ですが、そっちはかかとが潰せずサンダル履きできない。
バブーシュはかかとが潰せるのでサンダル使いができる。
さっとコンビニ行くときなんかは素足ですぐ履けて便利です。
値段は高いですが、価値が落ちにくいので飽きた時にも高く売れます。
ブランド物は旧作ならLYST、新作ならBUYMAで安く買えることがかなり多いです。
今回はほぼ新作でしたので、BUYMAで買いました。
「ぱっと見で普通じゃない」のがタビの魅力
「タビの魅力は何か?」と聞かれたら、ぼくは「ぱっと見でもわかる普通じゃなさ」と答えます。
少し目線をやっただけで「あ、タビだ。」とわかる。(写真だと分かりにくいですが)
当然と言えば当然ですが、タビの最大の特徴は正面の割れた足先。
”正面”というのが最大のポイントです。
フルレングスの太めのパンツを履くとどうしても靴が隠れちゃいます。足先しか見えない。
出典 : https://www.maisonmargiela.com/jp/maison-margiela/Tabi-%E3%83%A2%E3%82%AB%E3%82%B7%E3%83%B3_cod11944447do.html
でもタビなら最大の特徴が足先にあるので、靴の大半が隠れていても足先さえ出ていれば魅力は隠れない。
靴という全身の先端部分がこれだけ極まっていればコーディネート全体がオシャレに見える。
バブーシュタイプは甲が低くボリューム感もそんなにないので、サラッと合わせやすい。
目立つ靴というとボリュームが大きいものが多く使えるポイントが限られますが、タビバブーシュはそんなことがない。
顔周りの印象を整えて、靴はタビを履いちゃえば服は適当でも”それっぽく”見せられるのが本当に便利です。
クロップドパンツとサンダルで足首を見せる

さて、着こなしの話に移ります
クロップドパンツと、素足で履いた靴で足首を出すと涼し気な印象になります。
今回は春っぽさを出すために足首と首を出しました。
もしこれが素足じゃなくて、Vネックからタートルネックになると肌が隠れるので一気に冬っぽい印象になると思います。
冬は寒いので肌は出しませんし、夏は逆に暑いから肌を出す。
なので肌を出さないと冬っぽくなりますし、出せば夏っぽくなります。
素足で履けるサンダルは便利
素足で履けるサンダルはとても便利です。
黒のセットアップでも足元を素足のサンダルにすると、涼し気な印象になりますし力が抜けた感じがでます。
素足サンダルというとコンビニに行くみたいな気軽な印象。
全身をカジュアルな服でまとめて素足サンダルだと「だらしない」印象になりやすいですが、逆にキレイめな格好だと力の張った感じと気が抜けた感じのバランスが取れて丁度よい。
要するにキレイめとカジュアルのバランスですね。
足首を細く見せて脚全体を細身な印象に

こういう裾幅が広いクロップドパンツは、対比で足首が細く見えます。
クロップドパンツというのは裾を普通のものより短くしたもので、感覚的にはアンクルパンツよりさらに短い。
足首を細く見せると脚全体が細身に感じられます。
足首は脚の中でも最も細い部分ですし露出しやすいので、少し気をつければ簡単に脚を細く見せられる。
これはRick Owens(リックオウエンス)が定番で出している形のパンツですが、違うパンツでも同じ芸当は可能です。
出典 : https://wwd.com/fashion-news/street-style/gallery/they-are-wearing-paris-mens-fashion-week-fall-2014/
こんな感じですね。
脚の先端部分を細くしておけば、ひとまず全身のシルエットが大失敗することはなくなると思います。
シルエット作りに悩んだときは「足首から先を細く見せる」を意識してみるといいかも。
色数を絞る、「リレーション」

今回もリレーションのテクニックを用いています。
リレーションについてはこちらの記事をご覧ください。
詳しくは当該の記事でお話していますが、リレーションについてざっくり説明すると「アイテムをまたいで同じ色を使うテクニック」です。
「色を拾う」とも言います。
今回はカーキ。
キャップとTシャツ、パンツとアウターの模様部分。
じっくり見ると皆ちょっとずつ色が違うますが(写真だと同じに見える)、だいたい同じような色なのでセーフ。
リレーションを使うと全体がまとまり、色の数が増えすぎないのでゴチャゴチャな印象にならない。
海外スナップだとかなりの方が使用しているテクニックです。便利。
使いやすく個性があるマルジェラのタビバブーシュ
以上、日々のコーデVol.11でした。
マルジェラのタビバブーシュは値段こそそれなりにするものの、それだけの価値がある靴だと自信を持って言えます。
靴は目立つので投資する価値が高い。
皆が皆これを手に入れるべきとまでは思いませんが、少なくとも「靴は良いものを」ということは言えると思います。
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最近YouTube始めたよ
中の人のゆうりです。最近YouTube始めました。テキトーにやってます^^
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