細かい着こなしについて話すコーナー、日々のコーデです。
今回はVol.3「派手な色の使い方」。
前回
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CONTENTS
コーディネート解説 Vol.3
コート
◆basisbroek
Tシャツ
◆Hanes
パンツ
◆Ann Demeulemeester
靴
◆Onitsuka Tiger 「Dentigre Boots」
ネックレス
◆AMBUSH
派手な色を使うときは上に別のものを着るなどして隠してみる。
今回のコーデの中で特に目を引くのは、めちゃ明るいライム色のTシャツだと思います。
こういう派手な色は当然目を引きますし使ってあげるだけで地味な印象は脱却できるのですが…
やはり派手すぎて使いにくい、という方もいらっしゃるでしょう。
で、こういう派手な色を使うときに意識してほしいポイントとして
「他の地味な色で隠してあげる」ということです。
今回のコーデだと上から黒のコートを着て隠しています。
色が派手でも、他の人から見たときに見える面積が小さければそんなに派手な印象は出ません。
ほら全身真っ赤のスーツだと激派手ですが、スニーカーにワンポイントで入っているくらいなら派手ではないでしょう。イメージが付くはず!
今回のコーデだとまあまあ大きな面積で使っているので人によっては派手に思われるかもしれませんが…
「派手な色を使うときは少し隠すと使いやすくなる」という考え方は役に立つと思います。
色は補色で合わせてみる。
また色についてです。
今回のコーデではトップスはライム色のTシャツ、そしてボトムスは紫色のパンツを履いています。
これはもっぱらぼく個人の好みでもありますが…
「この色に何色を合わせようかな?」と考えるときのヒントとして、
ぼくは「補色の関係にある色」を合わせてみることがあります。
補色というのは、色相環でみたときにちょうど向かい側、正反対側にそれぞれ位置する色の組み合わせのことです。
マンセル色相環
出典 : 武蔵野美術大学造形ファイル
色相環といっても何個か種類があるのですが…ファッション的にはほぼ誤差だと考えていいんじゃないかなとは思います。
例えは青紫と黄、赤と青緑はそれぞれ補色の関係にあります。
厳密したらもっとあるんでしょうが、細分化したらきりがない(てかできない)ので…正直ぼくは適当です。
で、今回の場合は黄緑と紫が補色の関係にある(のような気がした)ので、合わせてみました。
…ただ、誤解してほしくないのは
ただぼくが補色の関係にある色を組み合わせてみる、というだけで「補色の関係にある色同士は合う!」と言いたいわけでは決してありません。
なんとなーく合うような気はしていますが、この点に関しては客観的な理解が可能な説明ができないので
これはあくまで「ヒントとして」用いてください。
また、こういう派手な色に色を合わせるやり方はファッション的には”強い”ので
顔周りも釣り合っていないと成立しにくいです。
服に着られちゃいやすいと思います。
派手な色同士は喧嘩しやすい…成立させるには顔周りが出来上がっている必要があります。
逆に、淡い色は他の色と組み合わせても成立しやすいです。
淡い色というのは彩度が低い色のことで、色っていうのは彩度が低くなっていくにつれモノトーンに近づくんです。
モノトーンのコーデが成立しやすいのと同様、モノトーンに近い淡い色(ペールトーンとか、くすみカラーって呼ばれますね)のコーデは派手色に比べ成立しやすいです。
彩度とか明度とかについては近日また別の記事で解説します。
これはあくまで1つの考え方として頭の片隅においておくと、いつか役に立つかと思います。
安っぽい素材感はアクセサリーでごまかす。
このTシャツ、ヘインズの古着のもので…
素材感は肉厚目で悪くないとはいえやはりTシャツ程度、そこに派手な配色なので少し安っぽく見えてしまいがちです。
色が明るいほど素材感がわかりやすくなります。
そのため派手な色は素材感がまるわかりになるので安っぽさがバレやすいです。
逆に黒は素材感を誤魔化しやすいです。
そこで、今回のコーデでは素材感の安っぽさを誤魔化すために上からシルバー(色)のネックレスを付けています。
こういうアクセサリーは光を反射し目を引くので、逆にTシャツの素材感にあまり目が行かなくなります。
このように、こういうネックレスはトップスの素材感を誤魔化してくれるのでちょっと投資して持っておくのがおすすめです。
(アクセサリーの選び方についてはまた書きますね)
ファストファッションブランドのトップスでも安っぽくは見えなくなりますよ。
コートの襟を立てると小顔効果があるけどキメすぎには注意。
ぼくは身長がちっちゃいのであらゆる手段を使ってスタイルを良く見せようとしているのですが…
今回のコーデでは、コートの襟を立たせることで小顔に見せています。
ですが、コートの襟を立たせるときに十分注意してほしいポイントがあります。
それは、「キメすぎにならないように気をつける」ということ。
なんとなーくご想像がつくかもしれませんが
コートに限らず襟を立てるという着こなしはちょっと「キメてる」というイメージがあります。
例えば、白のスーツにボタンをめちゃくちゃ開けて胸元を露出させたシャツを着て、それでしかもジャケットの襟が立っていたら…
明らかに「キメすぎ」ですよね。
コートの襟を立てたり、シャツのボタンを開けたりする着こなしはイメージとして「夜の仕事みたい」な感じがあるので、
着ている服も着こなしも「夜の仕事」ぽいとそっちのイメージに寄っちゃって普段着にはなりません。
(めちゃくちゃイケメンでそういう機会だったらそれでも成立しますが…)
あくまで普段着としてのコーディネートをするのであれば…
こういう「キメてる」イメージがある着こなしをするときは
できるだけ「キメてない」イメージを入れる、つまり「キメ」からできるだけ離れたイメージを持つアイテムを使ったり着こなしをしましょう。
複数のイメージをかけ合わせるんです。
例えば今回のコーデでは全体のバランスを少しカジュアル目に寄せています。
また、夜のお仕事の人は派手色Tシャツに、紫のテロテロシワシワのパンツは履かない(と思う)ので
ちょっと襟を立てても全体のイメージが「夜の仕事」に寄っていません。
これはぼくのごく個人的な好みなのですが、
「古着系」とか「ストリート系」とか特定のイメージにより過ぎたコーデがなんとなーく苦手で…ちょっと異要素を入れてみたくなったりします。
今回のコーデも「〇〇系」とかには分類できない…はず。
最近YouTube始めたよ
中の人のゆうりです。最近YouTube始めました。テキトーにやってます^^
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