細かい着こなしについて話すコーナー、日々のコーデです。
今回はVol.4「サイズ感とシルエット作りに便利なブーツイン」です。
前回
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CONTENTS
コーディネート解説 Vol.4
コート
◆古着
スウェット
◆H&M リラックスフィットクルーネックスウェットシャツ サイズ:XXL
パンツ
◆H&M レギュラーフィットスウェットパンツ サイズ:XL
靴
◆Rick Owens DRKSHDW
ネックレス
◆AMBUSH
マスク
◆The Masks
キャップ
◆Maison Special
サイズ感でシルエットを作る。
今回のコーディネートのキモはシルエットかなあと思います。
このパンツ、名前にレギュラーフィットとあるようにジャストサイズであれば太くもなく細すぎることもなくシンプルなシルエットなのですが…
思いっきりサイズアップすることでシルエットを変えています。
ぼくは身長165cmと決して高い方ではなく、またこのパンツだとジャストサイズはSでした。
ですが今回のコーデで履いているのはXLです。
SからM、MからLへとサイズが上がっていくにつれ、もちろん長さも変わっていくのですが…
太さも大きく変わります。
それでサイズアップした分太くなり、さらに長いことによる裾の余りでできるクッション(裾がくしゃっとなるやつ)によって更に太く見えています。
こうやって同じアイテムでも、サイズ感によってシルエットがかなり大幅に変わるんです。
「このアイテムはどうやって使おうかな?何と合わせようかな?」と想像しながらいろんなサイズを試着するのが結構大事だったりします。
ブーツインは下半身のシルエット作りに超便利!
素材にもよるのですが、パンツにクッションがつくことに寄って太く見えるのは主に裾部分で…
その太く見えるパンツの裾をブーツインすることでメリハリを付けて足首を細く見せています。
ブーツインというのは、パンツの裾をブーツなどの履き口に入れてしまうことです。
タックイン(シャツの裾をボトムスにインすること)のブーツ版みたいなイメージ。
(細く見える)ブーツインをすると、印象的にはスッキリして見えますし、下半身のシルエットを細く整える事ができます。
YシルエットとかIシルエットとか、下半身を細くすることによってできるシルエットってありますけど…
スキニーとかそもそもが細いパンツを履かなくても下半身を細く見せることは可能です。
別に本当に細い必要はなくて、細く”見えれば”良いんです。
そんなに細くないパンツでも、ちゃんとボリュームが有るトップスやロング丈のアウターと合わせることでその対比で細く見えます。
今回みたいに、ブーツインすることで細く見せることもできます。
ブーツインして実際に細くなっているのは足首部分だけなんだけど、
脚の先ってかなり目立つものでそれだけでもボトムスの全体の印象的には細くスッキリして見えます。
じゃあ何でもかんでもブーツインすれば下半身は細く見えるのかというとそんなこともなくて…
下半身を細くするための靴だと、足首部分が合わせるパンツの裾よりも細くなっているものを選ぶ必要があります。
今回の靴の場合はギュンギュンに細いですが、
(パンツの太さにもよるけど)コンバースオールスターのハイカットみたいに普通のハイカットスニーカーの細さであれば大抵は成立するかと思います。
同色でなくとも似ている色であれば成立するリレーション
ぼくはコーデを組むときはほとんどいつもリレーションを意識してます。
上の記事を読んでもらえればおわかりになるかとは思いますが、
リレーションというのは「違うアイテムで色を揃える」という配色のテクニックの1つです。
それで、今回のコーデは印象的には2色にしてみました。
主に緑系と白の2色!です。
白はパンツと靴でまあ普通に白なんですけど…
緑系はコート、スウェットシャツ、マスク、キャップでいろんな色で構成されています。
写真だとちょっとわかりにくいかもしれませんがそれぞれ色がちょっとずつ違ってます。
スウェットシャツは普通に緑だけどコートは汚めのカーキ、
マスクはライム系の緑でキャップは暗めのゴールドです。
それぞれは結構違う色なんですけど、こうやって合わさって集合としてみると緑系に見えます。
こんなふうに、全くの同色でなくともリレーションを成立させることができます。
全く同じ色のアイテム、というと集めるのがちょっと大変ですし使いみちも狭くなってしまいますが…
こうやって似た感じの色であれば集めるのがぐっと楽になりますし色んな合わせ方ができます。
全く同じ色でリレーションするとそれだけ完成度が高くオシャレに見えるのも事実なんですけど、なかなかそれも難しいのでぼくの場合はこの具合で落ち着いてます。
イメージ的に相性がいい色はあるんじゃないか。
これはぼくの個人的な意見も強く混じっているかと思いますが…
相性がいい色っていうのは存在すると思います。
で、その中でも代表なのがカーキと白の合わせなんじゃないかと。
なんで相性がいいの?というとぼくたち人間がその色に対して抱くイメージが関係しています。
カーキとかブラウンとかアースカラーは、土っぽい印象です。(諸説あり)
特にカーキなんかはミリタリーでもよく使われる通り、土っぽくて、言葉を選ばなければ「汚らしい」イメージが有ると思います。
汚らしいイメージというとなんだか良くない印象ですが…
どんなものでもそれ自体に良し悪しはなくて、使い方次第です。
全身をミリタリーで揃えると「軍人」になりますし、逆にスーツと革靴だと「ビジネスマン」になっちゃいますね。
それだと日常着にはなりません。
じゃあどうやれば軍人にならないかというと…軍人じゃないアイテムを合わせたり着こなしをしたりすれば良いんです。
例えば土っぽいカーキだったら、クリーンな印象を持つ白を合わせてみると上手くイメージが調整されます。
カーキのミリタリーぽいパンツには白シャツを合わせるとか…
なんだか色だけの話から逸脱しちゃっている気がしますが、イメージ的に物にはやっぱり”相性”ってあるんだと思います。
顔を隠して服に負けない強い顔をつくる。
ぼくは顔がカッコいい方ではありません。
臭いものには蓋をしろ理論じゃないですが、隠すことでそれっぽく見せてます。
なんだかこれを言うとうなだれちゃいますが、ファッションってやっぱり顔が大事なんですよ。
「ファッションは顔」っていうのはやっぱりある程度事実です。
特に派手で攻めた”強い格好”ほど顔も”強く”しないと服に着られちゃいます。
今回のコーデはそんなにめちゃくちゃ攻めてるわけではありませんが…何にもしていない顔だと多分服に着られます。
顔は本当に人によって千差万別なので言い切ることは決してできないし、これが全てだとは絶対に思ってほしくはないのですが…
あくまでぼくの場合は小物で隠すことが多いです。
サングラスを掛けたり、マスクをしたり…顔に装備をつけて隠すとそれっぽくなります。(もちろん隠せばいいってもんじゃないけど)
で、それぞれのアイテムも「どこか普通と違う」とよりそれっぽく見えやすくなると思います。
ぼくは目が悪くてかつドライアイなのでほとんどメガネを掛けているんですが、この眼鏡もクリアのでっかいフレームで、(写真だとわからないけど)レンズにちょっと色が入っています。
マスクもまあ言わずともおわかりになるとは思いますが、柄が入っているものです。
正直顔がうるさすぎるような気もするけど…この日はこんな感じでした。
あ、だからといって真っ黒のサングラスにマスクでキャップを被ると「あまりにも顔が隠れすぎ」で不審者になってしまうのでそこは十分注意してください。
最近YouTube始めたよ
中の人のゆうりです。最近YouTube始めました。テキトーにやってます^^
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